おいしい照明

今日は、照明デザイナーの東海林弘靖さんとお会いし大変面白い話をあれこれと拝聴することができた。

曰く
スイッチひとつで部屋の隅々まで照らし出すほど明るい照明を、一般住宅の、それもリビングルームに設置している国というのは、世界でも日本の他に例がないのです。
とのこと。

確かに町の中、家の中は光であふれている。
夜中にコンビニに入ればクラクラするほど明るい。

1879年、エジソンが白熱電球を発明してからというもの、(日本)人は照明に関して、とにかく明るくすることに心血を注いできた。特に、戦後の高度成長期に蛍光灯が急速に普及したころ、夜になっても部屋が煌々と明るく照らされていることが豊かさの象徴だと考えられるようになったというのである。

量で満足する時代はもう終わり。もう少しおいしさに気づくべきとのことだ。

“おいしい光”とは、たとえば団らんの場に華やいだ気分をもたらしてくれたり、ゆったりとくつろげる時間の流れを感じさせてくれたり、大切な人を美しく映し出したりするような光。まぶしすぎる照明環境を卒業して、生活空間に“おいしい光”を取り入れることができたなら、毎日は楽しく、変化に満ちたものになるはずだと、私は信じているのです。


ヨーロッパやアメリカのちょっとシャレたホテルに行くと、インテリアと調和のとれたほんのり薄暗い間接照明が仕込んであり、落ち着いたちょっとだけ豊かな気分になれる。
しかし、煌煌とした照明を求める心がDNAに刻まれている自分には「ちょっと暗い」「何となく不安」と正直いつも思っていた。
というのも、昔から家でも学校でも「暗いところで生活していると目が悪くなる」とさんざん言われて来たことがあるんじゃないかと思う。しかーし。実はそれもガセネタかもしれないという報告もあるようだ。
なんと言うことでしょう。

これで心置きなくおいしさを追求できてしまう。
今の家に引っ越すとき、照明がついてない家だったので、ちょっとこだわろうとしてみたこともある。結局じっくり検討する暇もなく適当に選んだのだが、電球の色味にはこだわった。

これから少しずついじってみようかな。

Delicious Lighting』はおいしい照明のレシピ本。
ちょっと暮らしが豊かになりそうな数々のライティングの技が、写真と材料込みで紹介されている。極端に高価な機材を必要とせず気軽に始められるレシピも多くおすすめである。



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